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HÄLSA DENTAL CLINIC
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第2回:歯並びは遺伝だけじゃない — 呼吸・姿勢・舌の位置が歯列を決める

第2回:歯並びは遺伝だけじゃない — 呼吸・姿勢・舌の位置が歯列を決める

歯並びが悪いのは遺伝だから仕方ない」——そう思っていませんか?

もちろん遺伝も関係しますが、実は歯並びを決める要因の多くは、お子さまの日常の「クセ」にあります。

大きく分けると3つです。

ひとつめは「呼吸」。前回お話ししたように、口呼吸は上顎の成長を妨げ、歯が並ぶスペースを狭くします。

ふたつめは「舌の位置」。正しい舌の位置は、上の前歯の少し後ろの天井部分(スポットと呼ばれる場所)にぴったりくっついている状態です。ところが、口呼吸のお子さまや指しゃぶりの習慣があるお子さまは、舌が下がったままになっていることが多いのです。舌が正しい位置にないと、上顎が広がらないだけでなく、前歯を舌で押し出してしまい、出っ歯や開咬(前歯が噛み合わない状態)の原因になります。

みっつめは「姿勢」。猫背や首が前に出た姿勢は、実は口呼吸と密接に関係しています。姿勢が悪いと気道が狭くなり、身体は自然と口を開けて呼吸しようとします。つまり、姿勢の悪さ→口呼吸→歯並びの悪化、という連鎖が起きるのです。

この3つは別々の問題のように見えますが、実はすべてつながっています。そして嬉しいことに、子どものうちにこの3つを整えてあげれば、歯並びは自然と良い方向に育っていきます。

「矯正=ワイヤーで歯を動かす」というイメージが強いかもしれませんが、原因そのものを取り除くアプローチもあるのです。

次回は、呼吸や姿勢の乱れが歯並びだけでなく、お子さまの睡眠や集中力にまで影響する話をします。